2013 7月13日  SAT

「あまちゃん」ロケ地観光@北三陸駅(久慈駅)。

うっすら気付いているかもしれませんが、
サトさん44歳「あまちゃん」にかっぱりハマっています(爆)。
あまちゃんの世界を味わうために「ロケ地観光」を計画。
どうせなら三陸線に乗ろうと調べたら「お座敷列車」が運行中との事。
早速予約をして「あまちゃんロケ地観光&お座敷列車の旅」へ出発!。

国道4号線を車で北上、国道281号線で久慈市を目指します。
途中、旧山形村にある道の駅「白樺の村やまがた」に到着。
ドラマに出てくる「まめぶ汁」は元々旧山形村の郷土料理です。
この道の駅で「元祖まめぶ」をいただこうとしたらレストランが
まだ営業してませんでした(涙)。ちょいと早く来すぎた(汗)。
あきらめて出発、久慈市内に入ります。

市内は観光客向けの駐車場案内看板と「小袖海岸マイカー規制」の
警告看板がいたるところに立っていました。
「あまちゃん効果」で久慈市が盛り上がっているのを実感します。
久慈市役所に車を停めて200メートル歩いたらすぐに
久慈駅東口に到着。連絡路を抜けるとドラマで見た光景が
広がっていました。「北三陸駅(久慈駅)」と駅前広場をはさんで
北三陸観光協会」が入っている駅前デパートビルがありました。
ここで「あまちゃん」の出演者がロケをしていたと思うと感激します(笑)。

お座敷列車の発車時間まで二時間ありますが、
待ちきれず予約切符を買ってしまうオッサン(笑)。
駅の売店を物色します。ど〜しても「死んだ目をしたおばちゃんたちが
漁協で作ってるヤツ(byユイちゃん)」でお馴染みの「ミサンガ」と
「北の海女」の手ぬぐいをお土産に買って行きたい!・・・ですが、
午前中なのにすでにどちらも売り切れてました(涙)。

久慈駅周辺で写真撮影したりして楽しんでいたら
気付いた事が・・・「あまちゃん好きのオタクとジジイしか居ない!」
・・・私もその中に組み込まれた模様(爆)。
駅前の通りに「もぐらんぴあまちなか水族館」があり、
入館無料なので入ってみました。水槽の魚など見て周り、
魚に触れられる体験コーナーもあり、子供達が喜びそうな水族館です。
さすが「さかなクン」プロデュース(笑)。
ここの売店を見てみたら「北の海女」の手ぬぐい発見!
おわ!「あまちゃん」手ぬぐいもある!テンション上がり気味で?
二つとも購入。でもミサンガはありませんでした(汗)。
売店のお姉さんにミサンガの話をしたところ「道の駅にある」との情報を
ゲット!。歩いて数分の道の駅「やませ風土館」に向かいます。

市内を歩くと、通りの商店街は「あまちゃん」のポスターだらけです(笑)。
アキの笑顔が沢山みれて、幸せ気分で風土館に到着。
お目当てのミサンガを売っているお店に行き、
値段を見たところ・・・「高けぇ!」(笑)。
店員さんの説明によると、ドラマの影響で問い合わせが多くなり、
急遽「あまちゃんミサンガ」を作ることになったそうです。
ドラマでは「500円」で売っていましたが、
実はアキが付けているミサンガには結構立派な「琥珀」が付いていて、
同じものを作ったら数千円単位の値段になったそうです。
「500円だと思って勘違いされるお客さんが多くて(汗)」と
店員さんも困り顔。そりゃそうだ、数百万年前の琥珀が
付いてるんだもの、500円で買えるわけねーべ(笑)。
「んじゃ〜ずぶん1500円のミサンガで!(種市先輩風)」と
ちゃんこい琥珀が付いたミサンガを購入。
「よぉ〜し!お目当てのお土産げはゲットした!あとは「まめぶ」だ!」と
風土館向かいの「歴通路広場」に入ります。

いろいろ見て周りながら、飲食店が立ち並ぶスペースから露天スペースへ。
そこで見覚えある車を発見!「北上コロッケ」を売っている
ケータリングカーでした(笑)。久慈まで来て?なんで北上コロッケに
出くわすのさ(爆)。アキが東京で安部ちゃんに再会したときのような
気持ちになって?「すいませ〜ん!北上から来ました。
北上コロッケください!」といったらマスターさん大爆笑(笑)。
北上コロッケを頂きながら、マスターさんと北上から久慈まで来る道のり話で
盛り上がってしまった(笑)。

引き返して通りのお店に入ります。いよいよ「まめぶ汁」に挑戦(笑)。
見た目はけんちん汁に里芋(まめぶ)が入っているように見えます。
まめぶを食わず口にします。うん、美味しいけんちん汁だ。
まめぶを一つ頂きます。団子の中に黒砂糖とクルミが入って噛んだ瞬間、
口の中に黒砂糖と団子の味がミックスして甘味好きには堪らない味。
モチの歯ごたえとクルミの香ばしさがアクセントになって
とても美味しい団子です。「あや、母さん!お茶っこよこしてけろ!」
と言いたくなる・・・ってコレ、醤油ダシの汁と
一緒にしちゃだめだベよ(汗)。うわ〜!うまぐねぇ〜!(爆)。
しかもあと二つまめぶが残ってるよ!(涙)。
口の中はしょっぱいのに、まめぶの甘さが
レディー・ガガ、レディー・ガガ、レディオ・ガガ?
で畳み掛けてきます!花巻さ〜ん!あんた最高だ!(爆)。
けんちん汁はけんちん汁、まめぶはまめぶで口の中を
整理しながら食べました(汗)。分けて出してくれたら何の問題も
ないんだけど(汗)合わさるとグルーヴ感が増すんだよな(爆)。
「食い合わせの妙」ってあるんですね。
期待を裏切らない?微妙な郷土料理「まめぶ汁」でありました(笑)。

そろそろ乗車の時間です。風土館を離れて久慈駅に向かいます。
さっきまで閑散としていた駅のロビーが、
自由席を求める観光客で賑わっていました。お座敷列車大人気!
「第三セクターなめんなよ!」と大吉さんの声が聞こえてきそうです(笑)。
自由席のお客さんがはけたあと、指定席組の私たちの乗車です。
ドラマでアキとユイちゃんが何度も歩いた連絡橋を通って、
ホームに鎮座している「北三陸号」とご対面(笑)。
ドラマでは一両編成でしたが、普通列車二両連結して三両編成に
なってました。どこぞの観光客の団体がビール飲んで大騒ぎしている。
自分より年下であろう、オヤジの醜態はムカつきます。
指定席の座敷が、海側の席でなかったのが残念。
いよいよ出発です。出発してすぐに、海女の格好をした売り子さんから
「ウニ丼」が配られます。ウニ丼を食べながら、
ドラマのオープニングで使われたロケ地の説明を聞き、
ドラマで何度も登場した絶景の安家川橋梁や大沢橋梁を通過。
ウニ丼を食べ終り、箸を置いて、ふと心の中で叫びます。
「これ、お座敷列車じゃなくて、こたつ列車
「夏バージョン」でねーが!?」。ま〜確かに畳の上に座ってるから
お座敷かもしんないけど?なんかビミューだ(汗)。
大吉さんと吉田君のニタリ顔が頭に浮かぶ(笑)。
私の席からは田んぼと山間の景色しか見えないので、
反対側の景色を追います。ちょっとガッカリな席だけど?
久しぶりに列車に乗ってるので楽しいです(笑)。

北リアス線終点の田野畑駅に到着。ドラマではこの駅でアキとユイちゃんは
「潮騒のメモリーズ」の衣装に着替えてましたね。10分の連絡の後、
列車は田野畑駅から久慈駅に戻ります。
乗客も田野畑から入れ替わり・・・てか、往復乗車は私だけだ(笑)。
あまちゃんに出演していた?車掌さんから合席をお願いされます。
山口県の方から観光にいらした品の良い熟女さま。
帰りの列車は外の景色など見ないで?この熟女さまと「あまちゃん談義」で
盛り上がってしまう(笑)。劇団のお芝居を見るのが好きな方ようで、
あまちゃんの脚本を書いている宮藤官九郎が所属する「劇団大人計画」から
始まり、野田秀樹が出てきて?つかこうへいまで話が及んだ・・・と言うか、
時代が遡った(笑)。こういう話に出会えるのはホント楽しいです。
この劇団好きの熟女さまと私の会話のオチはどこに向かったかというと
「あまちゃんにいつ「阿部サダヲ」が登場するか?」でした(爆)。

熟女さまと楽しく過ごしていたらあっという間に久慈駅到着。
「良い旅を!」と熟女さまとお別れして、駅前のロータリーを見たら
バスが停まっています。受付のお姉さんの話を聞いていたら
久慈の周遊バスらしい・・・行き先に「小袖海女コース」とあります。
「あの!乗りま〜す!」と1000円払って飛び乗りました(笑)。
ネットで事前に調べたら久慈駅到着時間と
バスの出発時間が同刻でバスに乗れないと思って、
今日は「小袖海岸観光」を諦めていたんですよね。
よかった〜「地元時間」に助けられた(笑)。

私が乗車してバスはすぐに出発。県道268号線で小袖海岸に向かいます。
途中に「つりがね洞」があったんだけど、
気持ちがもう「あまちゃんのオープニング状態」
だったので?あの灯台の景色しか頭が受け付けなくなってました(笑)。
道が狭くなってきて、岩を削って道を作ったような海沿いの道路。
マイカー規制に納得だわ。防波堤とその先に見慣れた灯台が見えてきました。
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」。憧れの小袖海岸に到着。
ここでの観光時間は40分。時間がないぞ!走れあの灯台へ!(爆)。
オープニングのシーンがよみがえります。
アキと同じように防波堤を走ってみました、10メートルくらい(笑)。
灯台の真下に到着。立ち入り禁止の鎖が張られていて、灯台までは登れない。
ヤンキー春子の隠れ場所であり、春子の落書きやアキが海に飛び込んだり、
種市先輩に失恋したアキがチャリンコごと海にダイブしたり(笑)。
「あまちゃん」での印象深いシーンに、この灯台は登場しております。
階段のところに目をやると「オラ小袖の海、大すきだ」の落書きが・・・
ちょっと感動した。厚い雲の覆われていたのに、小袖に来たら快晴の青空。
日差しに反射した、小袖の海が本当に綺麗だ。
まさにオープニングの世界そのまま・・・今日、来れて良かったよ(涙)。
「海女クラブ」がある漁協の建物があったのですが、
時間がなくて散策できなかった。赤いポストを探したんだけど、
あれセットだったんですね(汗)。「袖ヶ浜」の世界に
ドップリ漬かっていたらバスの出発時間。
帰り間際、車両誘導している地元の若者に
「バイクで小袖まで入ってこれるか?」と聞いたら、
「全然OKです!カブなら地元の人だと思われて?
どこまでもスルーですよ!」と嬉しい言葉をいただいた(笑)
次はバイクで来て、ゆっくり散策しよう。

小袖海岸を名残り惜しく出発。ハシャギ過ぎたか?
バスの中で爆睡するオッサン(爆)。寝ている間に陸中野田駅を通って
バスは45号線を北上「久慈琥珀博物館」に到着しました。
ここでの観光時間は30分。「琥珀博物館を30分で満喫しろ」
なんて無理(爆)。展示している琥珀は流してみて回って、
ワークスタジオで琥珀の加工を行っている
人たちは全員「勉さん」のように?琥珀と格闘しています。
あ〜もう!ゆっくり見たいのに時間がない!。回覧順路の最後は
「琥珀採掘坑道跡」です。坑道入り口で誰もいないのを見計らい
「ファイナル勉さん!」と言ってみた(笑)。
坑道の雰囲気はまるで「オラ、東京さ帰りでぐね〜」の世界です。
「どっかで水口とユイちゃんが密会してんじゃね〜の?」
といらぬ妄想をしながら?笑顔で坑道の中を三周したオッサン。
いや〜楽しかった(爆)。時計を見たらバスの出発時間です(汗)。
走ってバスに戻ります。
結局、琥珀より坑道の中が楽しかったじゃね〜の(笑)。

バスは「やませ風土館」に到着。
運転手さんに「ここで降ります」と告げて、
私の周遊バスの旅は終了。楽しい出来事を噛み締めながら
久慈駅まで歩きます。行く道のホカ弁屋さんを
覗いてビックリ!「ウニ丼1500円」。
久慈のホカ弁にはウニ丼がラインナップされているのか〜!?。
洋菓子屋さんを覗いたら「まめぶっせ」なる
お菓子が売っていた・・・コレは購入(爆)。
あ〜久慈駅に着いちゃった・・・ここで楽し過ぎた
「あまちゃんロケ地観光」は終了です。
帰りは「ベース半崎」に寄って、夕暮れの久慈市を離れます。

281号線から4号線に合流した頃、晩御飯にはいい時間になっていました。
「あまちゃんづくしの今日一日、晩御飯はアレを食べるしかない!」と
ナポリタンを求め4号線沿いに見つけた「イタリアンマンマ・りもーね」に
入ります。メニューにナポリタンがなかったので、
ポモドーロ(←うる覚え)というトマトソースのパスタを注文。
店内を観察。不意に入ったお店だけど、
ここのマスターはバイク乗りのようです。
店内の一角に「バイク部屋」があって、ハーレーグッズとバイクで
訪れたお客さんの写真がいっぱい飾ってありました・・・
参ったね、また呼ばれたよ(笑)。大盛りパスタが到着。
「ほら、アバズレの食いもんだよ」と一人で春子コント(笑)。
今日一日を思い出しながら、スパイスの利いた美味しいパスタを
平らげました。次はバイクで来よう、もうちょっと明るい時間に
食べに来ますね(笑)。盛岡を抜けて無事自宅に到着。

「ロケ地観光」なんて初めて行ったけど、心底に楽しんでしまった。
「あまちゃん」と言うドラマに思い入れが強過ぎるのも
あるかもしんないけど、小袖海岸が本当に「袖ヶ浜」にみえた。
ドラマの中に入り込んだ錯覚に、一瞬でもさせてくれたのが嬉しい。
私にとって「ツーリングが旅」だと思っていたけど、
列車やバスを乗り継いで観光するのも良いもんですね。
足りなかったところはバイクで行ってリベンジしよう(笑)。
今日出会えた、すべての人たちに感謝します。
「あまちゃん」やっぱり最高だ〜!(爆)。この日の模様はこちら。