ツレズレ日記

(11月)

2009 11月5日  THU

デラックスカブ登場!@自宅。先月、RSTさんにお願いしていた「カブ」がやってまいりました(笑)。家の前にカブが二台停めてある時点で、近所の方も呆れている事でしょう(爆)。カスタムの角ばったスタイルに慣れてしまうと、カブ本来の丸みのあるデザインは新鮮に見えます。耐久レースまであと数日と言うに?本日やっと整備を開始。と言っても、レギュレーション上、タイヤ交換とブレーキダストを除去するくらいで終了、タイヤは実績のあるBT390です。少し乗ってみましたが、私のカスタムより明らかに元気のいいエンジン。教習所のコースでは、かなりの戦闘力を発揮する事でしょう。今回のチーム編成は、カスタムカブに私、まっつさん、ふっくさん。このデラカブにくわさん、あっちゃんさん、新たに「つるぱんさん」が加わり、2チームで走ります。カスタムとデラックスという「形の違う」カブですが、ライダーのレベルが高いので、ギヤ比などいろんな所で違いが現れると思います。それを聞いてみるのもまた面白いです。「耐久」にはノーマルスクーターとはいえ、サスや駆動系、ブレーキをイジっているのでノーマルより明らかに速いんですよ(汗)。そんな連中に「勢いのついたカブ」がどれだけ速いか見せ付けてやりましょう(爆)。日曜日が楽しみになってまいりました!。

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2009 11月8日  SUN

「原付三時間耐久レース」当日@水沢自動車学校。お楽しみな一日が、やってまいりました(笑)。前日にデラカブをくわさんに預けたので、自分のカスカブを積んで一路奥州市へ。奥州市内のガソリンスタンドでレースで使うハイオクを購入。GSのおじさんに「どっかでレースあんの?」と聞かれたので、説明すると「そういえば、TVでやってた!」とご返答。奥州レーシングの活動は地道に広がっているんだな〜と感心した次第です。会場の水沢自動車学校に着くと、crf100さんが会場整備で忙しく動き回っていました。くわさんとあっちゃんさんは先にご到着。新顔のツルパンさんにご挨拶。くわさんチームは早くも三人でなにやらデラカブに悪戯しているようです(笑)。しばらくして、まっつさんとふっくさんが合流。チーム「20世紀カブ中年」揃い踏み!と思いましたが、ふっくさんがウェアを忘れてきてイマいちな雰囲気です(爆)。車検の準備が出来たのでわらわらと車検へと向かいます。車検で並んでいると、あるライダーに「レッグガード取らないと車検通らないよ」とカラまれましたが、「レックガードが無かったらカブじゃねェ!」と突っぱねてみました(笑)。んで、車検は問題なく二台とも合格(爆)。ブリーティングが始まるまで、みんなでコースを歩いて、ラインやギヤチェンジのタイミングなどレクチャーしてみます。よく考えたら、くわさん以外は、みんな初めて走ることに気づきます(汗)。特にまっつさんは質問攻めでした(汗)よほど私をヤッつけたいみたいです。チーム内で内紛勃発?(爆)。レクチャーと言っても、乗り方とか、ものすごい感覚的な話になってしまうので、上手く伝わらないかも知れないけど、とりあえず後は走ってみて「感じてくれ」という事です。ブリーティングが始まり、今日のスケジュールなど説明を受けます。4ストクラスの参加者の中には、50ccではないバイクが「賞典外」と言う形で参加しています。カブ90やXR50を80ccにした車両などエンジンパワーでは太刀打ちできませんが、なぜか「50ccカブでヤッつけてやる!」と心に誓います(爆)。4ストクラスにはもう一チーム、北上の某高校の自動車科の生徒さん達が、先生に引率されてレースに参加していました。車両はカブカスタムの初期型「5.5馬力」だと思われます。生徒達が整備して作り上げた車両なんだろうけど、どこで見付けてきたんだろう(笑)。しかもシート付いてなくて、代わりにウレタンか、厚手のラバーで付いてるし、前のカゴにはぬいぐるみ積んでるし、訳わからん(爆)。4ストクラスの表彰台は、ウチらカブ中年と高校生で争われます(笑)。ブリーティング後、30分のフリー走行。カスカブチームはふっくさんが飛び出します。初めて走りを見ましたが、さすが指導員と言う感じで無駄の無い走り。私のような「エゲつない乗り方」の対極にあるようなライディング(笑)。と、ここで、デラカブチームのあっちゃんさんが緊急ピットイン!エンジンが回らないとの事。ガス欠症状かと思い、ガソリンコックを見たら「リザーブ」になってました。コックを「オン」に変えて再スタート。その後、問題なく走っていて一安心。ツルパンさんも、慣れないカブの操作に手こずりながら楽しそうに走っています。くわさんは無理せず、でもジム屋チックな切れのあるコーナーリングを見せています。そんなみんなを見ていたら、まっつさんが第一コーナーで転倒!一番スピードが乗るところでの転倒だったので凍りつきましたが、本人もカブも異常なし・・・監督の私、かなりドギマギした瞬間です(大汗)。フリーも残り10分。私の番が回ってきました。たぶんチーム内で一番練習不足なのが私です。必死に走って、バイクと体と感覚をいろいろ確認してみました。目の前を去年バトルしたkumagaiさんが居て、スイッチが入ります(爆)。でも田んぼで拾ったスクーター?が調子良さそうで、まったく歯が立ちません(汗)。フリー走行が終了して予選までダベっていましたが、な〜んか人数が多い・・・と思ったらkumagaiさんがシレっと輪に加わっていました(爆)。予選が始まります。ゼッケンの奇数組と偶数組で分かれて計測。奇数組のカスカブチームはふっくさん、まっつさん、私の順番で走行。まっつさんは手元の計測で38秒台が出ています。コースはかなり混雑していますが、クリアラップが取れるかどうかも、ライダーのコースインのタイミングにかかってきます。私の番が回ってきました。予選後半で上手くクリアラップが取れてきたので、慎重に狙ったラインに、カブを走らせて行きます。奇数組予選終了後、千田代表が「今のところ、予選トップだ」とボソッと教えてくれました(笑)。偶数組の予選がスタート。デラカブチームが走行します。どうやら、あっちゃんさんがタイムを出しているようでした。予選終了後、予選結果が各チームに配布されます。カスカブチームは予選三位の大金星!速いスクーターレーサー相手にカブが割って入ると言う痛快な話です(笑)。これにはチームのみんなも大喜び!まさに「またやっちゃった!」って感じです(爆)。決勝までの一時間で昼食をとります。トイレで一緒になった、すと☆すぴレーシングさんに「相変わらず、やってくれますね!」と声を掛けていただきました(笑)。ここで応援に「クレイジーモーターサイクル」の平松さん登場。CB-F外装の裏話?を喋って大盛り上がりで帰っていかれました(笑)。よいよ決勝となります。決勝の作戦ですが、上位を狙うカスカブチームは、目標を「260周」と定め30分交代で周回数を稼ぐ作戦。デラカブチームは10分交代で「耐久を楽しむ」作戦をとりました。スタートライダーは予選結果から私が担当。デラカブチームはあっちゃんさんが担当です。グリッド三番にカブを並べます。「ここにカブが居るのはおかしい」とみんなに言われます。だって〜しょうがないじゃん、速いんだもの(爆)。決勝スタートの12時が近づき、よいよ恒例のルマン式でスタート!一斉に飛び出しますが、予選三番手の勢いはどこへやら・・・やはり2ストの瞬発力には敵いません(涙)。あっさり13番手辺りまで順位を落とします。そのままの順位で数周走りますが、前に追いつけない苛立ちで、リズムが狂い始めてきました。前を走るkyoさんが遅いバイクに接触して転倒、それを避けきれずkyoさんの左腕にフロントタイヤを当ててしまいました(汗)。「やばい!」と思って倒れてるkyoさんに近づきましたが、マッハの如く立ち上がり?バイクを起こして走り去っていきました(汗)。とりあえず安心しましたが、散らばったレッグガードの破片を片付けてから再スタートします。その分遅れをとる事に・・・劣化したレッグガードが、こんなところで仇となってしまいました。ですがお陰で「耐久レース」である事に気付き、順位ではなく、周回数を稼ぐ事が目的のライディングに集中できました。まっつさんのピットボードを確認してピットイン、ふっくさんにバトンタッチ。くわさんから「グッジョブ!」と声を掛けられます(笑)。私の次の出番は後半の30分。ゴール担当です。ふっくさんがかなりのペースで周回して行きます。どうやらカブとコースに慣れてきたみたいです。ふっくさんからまっつさんに交代。今回一番耐久レースを楽しみにしていたのが、まっつさんです。まっつさんの乗り方は、かなり私の影響を受けてるみたいで?ガンガン体をインに入れていきます。時間が経過するたびに、だいぶ私の走り方に近くなってきました。真面目な指導員に悪い影響を与えているのでは・・・と心配になってきます(爆)。くわさんチームは10分交代で順調に周回しています。くわさん、ピットボードなかなか見てくれません(汗)何回あっちゃんさんがホウキを振って知らせた事か(笑)。あっちゃんさんですが、カブのリヤをスライドさせながらS字を切り返して行きました・・・なんちゅう乗り方だ(笑)。ツルパンさんは転倒しながらもマイペースで周回しています。80年代のようなレトロなブルゾンが似合っとります(笑)。レースも後半、ここで気になることが起き始めます。「転倒」です。ほぼ切れ目なく、インフィールド付近で転倒者が続出。排気音より転倒時の「ガシャーン!!」という、ガラスが割れたような音の方がうるさくなってきます。その音に驚いて、近隣住民の人達が、何事かと心配している姿が見えます。これでは排気音規制し、住民に考慮したレギュレーションも役に立ちません。レースですし、いろんな技量のライダーが走っていますので、無理、無茶は致し方ありませんが、同じライダーが同じ場所で何回も転ぶのは、あまりに学習能力が無さ過ぎです。怪我人が出なかったのが不思議なくらい。これはもう主催者の問題ではなくて、ライダーの問題です。見ていて腹が立ちました(怒)。・・・レースに戻ります。ふっくさんからまっつさんへのローテーションが終わり、よいよ三時間耐久も残り30分。走り終わった後の、ふっくさんやまっつさんの楽しそうな顔を見ていたら、この耐久レースが、どれだけ「かけがえのない時間」だったか認識させられました。本当に強引に誘ってよかった(爆)。あとは私が残り30分「全速全開」で走って、ゴールすれば完結です。感動で若干泣きそうになって来ました。チームみんなと握手します。くわさんに「お前は戦死でもするのか?」と突っ込まれましたが、チームみんなに感謝の握手だったんですよ。こんな事でもしないと、泣きながらコースインになっちゃいますから(笑)。万感の思いでコースイン。気合を入れて攻めまくります。90ccだろうが80ccだろうが、インが空いたらいただきマンモス!(爆)。快調に走っていると大体同じペースで走っているチームとバトルになります。前を行く「ハタミ一号」のジョグに乗る、野村選手がその一人です。インフィールドもストレートもほぼ一緒。ラインも一緒なので抜けようにも抜く事が出来ず、上手くラインを交差させて前に出ますが、ストレートで抜かれてしまいます。突っ込みで揺さぶりをかけますが、まったく微動だにせず?冷静に自分のラインをトレースして走って行きます。う〜ん只者ではない(爆)。ストレスの溜まるギリギリのバトルです(汗)。かなりの周回を野村選手の後ろについて、走っていたような気がします。野村選手とのバトルの最中に、高校生チームのカブとストレートで並びました。なんとカブ中年のカブよりストレートが速い!どんなチューニングを教育したんだあの先生は〜(爆)ストレートで負けてちょっと悔しかったです(涙)。またくわさんともストレートで並びました。「邪魔するな!」とキリンのようなジェスチャーをしましたが?あっさり抜いてやりました(爆)。レースが進む中、よいよ残り五分の表示。気を引き締めて周回しますが、燃料計がレットゾーンに飛び込んでいるのに気付きます。「ヤバイ!最後までいけるか〜?」と不安になりながらもスロットルは緩めず走行。奥州レーシングのスタッフが時計を見始めました。次の最終コーナーを立ち上がるとチャッカーフラッグが!・・・・「終わった〜!」とメットの中でつぶやきます。カブを振り回し、緊張していた両腕の脱力感が気持ちいいです。奥州レーシングの伊藤選手の先導で2周のクールダウン。自分のピットに戻りますが、そのあとカブ中年の二台のカブと高校生チームのカブが呼ばれます。どうやら4ストクラス、カブ中年は狙い通りワン・ツーを決めたみたいです!。表彰式が始まります。スクータークラスは、トイレで声を掛けてくれた「すと☆すぴレーシング」さんが一位。二位は奥州組のシゲさん&庄司君、三位はOK牧場レーシングのkumagaiさん。一位と二位は同一周回の274周。去年より10周多いという恐ろしい速さです。で、4ストクラスは一位が「二十世紀カブ中年」カスカブ号、二位はデラカブ号、三位は高校生チームと言う結果でした。気になるカスカブ号の周回数ですが、なんと263周の総合6位!去年の優勝周回数に匹敵してます。「レッグガードの破片を拾っていなければあと三周は延びたかも」とか「去年、ふっくさんやまっつさんと組んでれば優勝出来た」とかいろいろ脳裏をよぎりましたが?(汗)でも作戦通りというか、狙い通りの結果に大満足です!。シャンパンファイトとなりますが、高校生にはシャンメリー(爆)。「いい酒飲んで帰ってね〜」と高校生にアルコールをぶっ掛ける、悪い奴らだカブ中年(爆)。引率の先生と握手をして、シャンパンファイト終了。今回も大盛り上がりで終了した三時間耐久レース。レース開催に尽力してくださった、奥州レーシングのスタッフ皆様に心より感謝いたします。「カブ中ステッカー」目当てで?応援に来ていただいた皆様ありがとうございます(笑)。また一緒に走ってくれた「20世紀カブ中年」のメンバーには「素敵な思い出ありがとう!」と言いたいです。耐久レースって本当に面白いと思います。また来年の開催を心から願います。いや〜本当に楽しい一日でありました!。